資本金の決め方
資本金はいくらに設定しておくのがいいの?
「資本金は○円がベスト!」という明確な基準はありませんが、資本金を決める際には、法人税と消費税がポイントとなります。
まずは法人税を考えると、資本金1億円以下の法人(中小法人といいます)がメリットが大きいといえます。
1億円以下の法人は、交際費、減価償却資産等々で優遇される制度があるのです。また、年800万円までの所得については法人税の税率が30%から22%になります。
次に消費税ですが、消費税のことを考えると、1,000万円以下の資本金にされるとメリットが大きいといえます。
株式会社を設立する際に資本金が1000万円以下であれば、免税事業者となり、消費税を支払う必要がありません。もし1,000万円を超えて設立した場合は、初年度から消費税を納めなければなりません。
ただし、設備産業で初期投資がかかるなどの場合は、資本金を1,000万円以上に設定して初めから課税事業者となったほうが有利ということもあります。
資本金をいくらにしたらいいのか、というのは、それぞれの会社によって異なりますので、金額の決定についてお悩みの方はお気軽にご相談下さい。